代理店は儲からない?|副業や個人事業主がやらない方がいい代理店とは

副業

本記事では、今副業や個人事業主を中心に人気がある業務形態の代理店事業について紹介したいと思います。

中小企業が費用をかけずに全国展開をしやすく、かつ代理店側も稼げると人気があり、副業ブームに伴って様々な代理店事業が誕生しています。

今回なそんな代理店について稼げるのかどうかという目線で紹介していきます。

代理店事業とは

代理店とはどういった事業形態なのか。

まず代理店を募集している企業があり、そこは事業としてサービスを展開しているのですが、中小企業として資金や人材が不足しており、事業の展開にリソースを割けない状態の場合がほとんどです。

代理店側はそのサービスを顧客へ販売する権利を得られ、サービスで得られる利益の一部を報酬として受け取るのです。

これは成果報酬型の営業職を雇う事業形態と言えるでしょう。

本社側は稼げるサービスを提供し、代理店側は営業をして利益を受け取るという双方の利益を生み出す事業なのです。

代理店の種類と主な事業形態

どういった事業形態の代理店が存在しているか、その種類や仕事内容などを細かく紹介していきます。

営業型

  • 電気や水道、ガスなどのインフラ営業
  • 個人や企業の保険営業
  • 商材を使った営業

主に有名なのがインフラ関連の営業職です。

ネットの契約なども含めて、切り替えを依頼する営業などが代理店として一番多い印象があります。

保険など、多数の会社と契約してお客の状況に合わせて提案をする代理店も多く存在します。

店舗型

  • ラーメン屋などの飲食店
  • 宝飾やブランドの買取販売店
  • 弁当屋などの宅配系

店舗を自分で見つけて、お店を開くタイプの代理店です。

初期投資として賃貸を用意する必要などありますが、営業マンとして歩き回る必要もなく、お店がうまく回っていれば人を雇ってオーナーとして裏方に回り、業務をせずとも売り上げが出てくれる可能性のある事業です。

特にラーメン屋などは、既に全国展開していて味に顧客が付いている場合もあり、ライバルの少ない地区に出店できればお客を一気に獲得できる可能性があります。

弁当の宅配などは昨今の非接触という傾向に後押しされて今人気を博しています。路面店など好立地である必要もなく、安い家賃で初期費用や毎月の光熱費を抑えられるメリットがあります。

宝飾やブランドの買取販売は、在宅期間で家の大掃除や不用品の整頓などをした人も多く、手元で使っていないものを売却したいという需要が高まっています。

初期費用がかかる分、営業で方々に行く必要なく、かつ大きな利益を得られるのが店舗型の特徴です。

副業や個人事業主は代理店で稼げる?

では副業や個人事業主として代理店を始めた場合、稼ぐことができるのか。

本項目では稼ぐために避けるべき事業と始めるべき事業を紹介していきます。

稼ぎにくい事業

・インフラ関連

代理店として一番仕事が多いのが電機やガス、通信系などのインフラ関連です。起業向け一般向けと様々な種類が存在していますが、ここはもう飽和状態になっています。

インフラ関連はサービスごとに大きな差など無く、決め手のほとんどが価格設定になってきます。

他社との乗り換え合戦がずっと続いているような業界なので、延々とオセロのように乗り換えが発生しており、かつ新規契約がどんどん難しい環境になってきています。

とにかく契約を取ろうと過激な営業方法をしている人も多く、世間からの印象もあまりよくありません。

大きく稼ぐには難しい業界だと思いますので、あまりお勧めはできません。

・大型店舗出店

ブランド買取店やラーメン屋、最近では唐揚げ屋さんなど、フランチャイズのお店が非常に伸びてきています。お店を構えて客足が途絶えなければ人を雇ったとしても相当な金額を稼ぐことが可能です。

しかし、それは立地や店舗のサイズなどで大きく変化します。

例えば、土地が空いていなかったからと郊外に出店しようものなら客は来ず、繁華街の大きい土地に大型店舗として出店する場合でも、初期費用や家賃などの固定費が高額になってしまい、資金面で首が回らないといったことは容易に想像できます。

また、いきなり人や店長クラスを雇って自分は店にたまに顔を出す程度、といった経営方法をしてしまうと空中分解して負債だけが残るといったことになりかねません。

いきなり大型店は作らず、小スペースで手堅く始めることをお勧めします。

・2次代理店

代理店には1次と2次といったように階層が存在している場合があります。1次は本社との代理店契約であり、2次は1次代理店との契約となっていることがほとんどです。

その二つの大きな違いとしては、収益面です。

2次は、1次が本社から受けた仕事を2次に回し、本社から得た収益からマージンを抜いて2次に渡します。

要は1次と同じ仕事をしているのに収益だけが1次よりも低い値段になっている場合がほとんどです。

その分、加盟金やライセンス料などが発生しない、または少額になっている場合もありますが、そこは1次代理店次第です。契約する相手によってはライセンス料などを複数の2次代理店から徴収することで本部に支払うライセンス料を賄っている1次代理店もいると思われます。

安い金額で面倒な仕事を任される可能性も高いので、自分の契約が1次なのか2次なのかは注意しておきましょう。

稼ぎやすい事業

・小規模店舗

上で紹介した店舗型ですが、ワンルームくらいの小規模で家賃を抑えつつ、人流がある場所に店を出店できれば相当な額を稼ぐことができる可能性があります。

小規模店舗の特徴は人を最小限だけ雇えば回せること、そして家賃などの固定費が低いことが挙げられます。この二つの特徴があるだけで、手元からお金がどんどん出ていくことが少なく、稼ぎの中での経費が少なく済めば利益が残りやすいのが利点になってきます。

・1次代理店事業

契約の段階で1次代理店だと確定している代理店は稼げる可能性があります。

売上の一部を2次代理店に渡す契約をしておけば、あとは管理をする側になって自分が稼働せずも利益が出てくるような仕組みを作ることができるのです。

まず本社との契約の際に2次代理店を作ってもいいかどうかを確認しておきましょう。場合によっては契約を不可としていることもあります。

まとめ

代理店事業は本社がきちんと儲かる仕組みを作ったうえで、代理店さんにも稼いでもらえるシステムを用意しています。

しかし、会社によっては本社が儲かって代理店はおざなりになっている会社なども少なくありません。

きちんとどういった会社なのか、稼ぐためのシステムがきちんとできているか、本社からのサポートは充実しているのか、そういったことを確認して代理店として契約を進めましょう。

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