一人社長は事業を小さく始めるべき?まずは副業で安定を。

会社運営

一人社長として会社を立ち上げる場合、いきなり人を雇って大きく始めるべきか、自分一人で小さく始めるべきか、悩むと思います。

本記事では会社の立ち上げや規模について紹介します。

まずは事業の展望を作る

まずは自分が立ち上げたいと思っている事業の展望を作りましょう。

どのような事業を行うか、人員や資金、販売方法、販促先に目途はあるのか、年間でいくら稼げるのか。このような事業計画をざっくりでもいいので、まずは作ってみましょう。

事業計画は会社の事業が一年間でどのように推移していくのかを表すものです。まったくもってその通りに進む必要はないですが、一切も指針もなく計画性を持たないと事業の軸がぶれてしまい、失敗してしまうリスクが高まります。

必ず会社を作る前に事業計画書を作ってから、どのように会社を立ち上げるのか考えましょう。

無謀な立ち上げは絶対NG!

自分は優秀だから会社をすぐに退職して自分の会社を立てよう!仕事も何とかなるし!

そんな無謀な考えで会社を立てるのは非常に危険ですので、絶対にやめましょう。

事業が失敗したら少なからず借金を負う可能性があります。働いて返せばいいと思える人ならいいですが、精神的にダメージを負うのが苦手な人は、無謀な方法で立ち上げはやめておきましょう。

まずは副業で基盤を作るべし

会社の立ち上げで失敗したくない場合は、まずは副業として事業を開始し、小さく始めるのがベストです。

メインの仕事をしつつ、一日2時間ほど副業を続けて事業を少しずつ育てていき、利益が出るようになったら事業化して多くの時間と資金を投入するのが推すすめです。

事業を副業として小さく始めた場合のメリットは、少ない資金で出来ることと、失敗しても損失が小さいことです。

規模が大きくなれば、それだけ失敗した際の損失は大きくなってきます。失敗するリスクを極限まで下げるためには、まずは事業を小さく始めるのがベストです。

しかし、デメリットもあります。それは事業が育つまで時間がかかることです。

資金も時間もあまり投入できませんから、事業が育つまでは時間がかかります。ちゃんとした利益がでるまで何年もかかる場合もありますので、それでも続けられる根気が必要になります。

今の仕事から独立する場合は?

もし今働いている会社から独立する場合は、小さく始める必要はないかもしれません。

でも注意は必要です。どのように利益を出すか、顧客のあてはあるのか、人員は引き抜く必要があるのか、様々な課題が残ります。

今の会社から独立する場合でも、必ず仕事のパートナーを見つけたうえで退職しましょう。

起業までに準備したほうがいいもの

事業の大きさに関わらず、もし起業して独立を考えているなら必ず以下のものを用意しておきましょう。

これがあるとないとでは起業後の体力が変わってきます。

生活資金

もし事業の準備がまだできていない状態で起業を考えているなら、必ず一定期間分の生活費を貯めておきましょう。

必要な期間としては、最低1年分。直近1年間の自分は払ってきた生活費を把握しておいて、1年で生活費がいくらかかっているのかを自覚したうえで、必要な金額を貯めておきましょう。

起業したての時は事業が安定するまで役員報酬の支払いもまともにできない場合が多いため、生活していくための資金は必ず用意しましょう。

あと数か月稼働できれば事業が安定するのに!って時に生活資金が枯渇して生活できないなんてことになっては元も子もありませんから。

また、生活資金について、今までは安定して給料を得られる立場でしたが、起業直後はそれもままならないため、いままでの生活で支出していたものの中から、削れる項目は削っておきましょう。

毎朝のスタバ代や日中のおやつ代、後輩へのおごりや無駄な飲み会費など。

年間の支出を把握すると同時に、無駄な支出の見直しを必ず行いましょう。

事業資金

事業を運営していくためには自己資金が必須です。

資本金1円でも起業することは可能ですが、それでは様々な弊害が生じます。

まず初めに自身に報酬を出せない、つまり給料が払えないということです。生活資金が潤沢にあるならまだしも、ない状態で自身に給料も払えないとなれば、事業どころではありませんよね。

もし給料を発生させる場合は、毎月末に源泉徴収を納める必要もあります。会社の従業員が10名以下なら所得税は半年ごとにまとめて支払う制度を利用できますが、年金と保険料は毎月末に支払いとなっています。

そして創業融資を受ける場合は、自己資金が必ず必要となります。公的融資の条件として、受ける融資の10分の1は自己資金を用意する必要があります。

もし始める事業にある程度の資金が必要なら、必ず資本金を用意しましょう。

売り上げがある事業

副業から本業へ昇格させるなら、副業として月間数十万の売り上げが出るまで育てましょう。

1日数時間の作業で数十万まで行けるなら、本業にすれば100万は余裕で超えるようになるはずです。そこまでいけば、あとは法人化して節税も意識しつつ、運営していければ最高です。

収入減があるとないとでは精神的にも安定感が違ってきますので、副業から法人化するなら、ある程度売り上げがたつようになってからにしましょう、

まとめ

一人社長として会社を立ち上げる際は、リスクが高まる可能性があるなら、小さく始めることをお勧めします。

まずは副業で事業を始めて、うまく利益が出るようになってから、そこを軸に法人化していきましょう。

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