名刺は会社の顔!必ず作るべし!
一人社長として会社を設立したら、必ず名刺は作成しましょう!
名刺は会社の顔であり、自分の顔でもあり、広告塔でもあります。
顧客は毎日名刺を観るわけではありませんが、ふとした用事があった際やPCデータの移行などを行う際など、意外と名刺を再確認することも少なくありません。
取引先と名刺交換をする可能性が非常に高いので、会社を立てたら最初に名刺を作りましょう。
名刺文化はまだ残っている?
近年では人と直接会わなくても仕事をすることができます。
オンライン上での会議だったり、すべてメールやチャットで済ませることも可能ではあります。
ですが、まだまだ人と直接会って商談をする機会は非常に多く、名刺が無いなんてことになれば相手からの信用を得ることも難しくなり、商談を一つ棒に振るようなものです。
特に初対面の相手にはまず名刺から信用度を図られることもあり、適当に作ってしまってもいけません。
必ずこだわって作成するべきです。
名刺に載せるべき情報とは?
では一人社長が名刺に載せるべき情報とは何でしょうか?
以下に必要最低限のものを挙げてみました。
社名と肩書と名前
どこの会社のどの役職の誰さんなのかはっきりさせないといけませんから、社名と肩書と名前は当然載せましょう。
ここを載せないと名刺としての意味を成しませんからね。
一人社長だと肩書が「代表取締役」とするのが一般的ですが、取引相手によっては肩書によって少し委縮してしまう人も少なくありませんので、取引先と対等に仲良くお取り組みをしたいと思う人は、肩書がないバージョンの名刺も用意しておくのも良いかもしれません。
各種連絡先
昔は電話番号とFax番号を載せるのが普通でしたが、近年ではFaxはあまり使われていない、または持っていない会社も少なくありません。
そのため、場合によっては電話番号だけでも良いと思います。
もし社用携帯電話などを用意できるのなら、会社の電話番号と共に携帯番号も載せておくと親切です。
そして近年ではメール以外にチャットワークやメッセンジャーといったチャットアプリを使用している会社も多くなってきています。
そのIDを載せておくことで商談の連絡を素早く行うことができ、またチャットはメールよりも連絡する際の硬さが少ない傾向にあるので、商談相手の懐に入りやすくなる可能性が高まります。
各種チャットのIDを載せておくか、IDを統一して発行して載せておきましょう。
ホームページURL
会社のHPがある場合は必ずURLも載せましょう。
HP上のほうがサービス紹介の質は高まりやすく、商談後に再確認する場合にも役立ちます。
また、会社HPがあることが社会的信用を得るための要素としても働きますので、必ず載せましょう。
もしHPを細かく作っている余裕がなかったとしても、会社の所在地や資本金、代表者などの会社概要を確認できるだけでも印象は変わってきます。
QRコード
もし会社のHPなどウェブ上のアクセスが必要なものの情報を載せる場合はQRコードを載せてあげると親切です。
また商品のサービス内容が確認できるページにアクセスできるようになっているだけでもかまいません。
スマホで簡単にページにアクセスできたりするだけで好印象を持ってもらえますし、名刺の小スペースに入れておくだけなので、裏面などに記載している人も多く見かけます。
特に名刺の裏面を持て余していることも多いので、空きスペースを有効活用しましょう。
その他
上記以外ですと、その名刺の持ち主の顔写真を載せている場合もあります。
特に営業職は顔を覚えてもらう必要がありますので、顔写真が載っているのは効果的です。
ベンチャー企業などでは面白写真を載せている人もいたりします。とにかく相手の印象に残すために名刺は使われますから、面白いやインパクトがあるのは大事なことです。
珍しい名刺などは商談後に相手の社内で話のネタにされることもありますから、インパクト重視の名刺にするのは効果的です。
また、名刺の材質にこだわるのも有りです。肌触りが良かったり高級感のある材質にすれば相手に好印象を与えますし、その人の性格を表すことにもつながります。
名刺を作る際の注意
名刺を作る際は明確なルールなどはありませんが、ある程度は抑えておいたほうがいいポイントがあります。
作成するときは以下に注意しましょう。
情報が多すぎる
名刺には不要な情報を多数載せてはいけません。
面白画像などを載せてインパクトを出すのも大事ですが、あくまで名刺は会社としての顔役であり、連絡手段の交換を目的とするべきです。
SNSなどでよく見る大量のハッシュタグを記載した投稿は観る人にあまり良い印象を与えていないという研究結果もありますので、それと同様に情報量は必要なものだけ、シンプルにすっきりとしたデザインで作りましょう。
サイズが違う
貰った名刺はまとめて保存することが多く、他の名刺とサイズ感が違うと違和感を覚えることもあります。
少し小さめにする分には問題ありませんが、大きいサイズで作ってしまうと保存する際に邪魔になったり、保存場所にしまいにくいこともありますので、注意が必要です。
サイズ感で他と差別化するのはあまり効果的ではないと思いますので、一般的なサイズで作成することをお勧めします。
業者に発注する
名刺を作成する際は必ず業者に発注しましょう。
自宅のプリンターなどでも作成は可能ですが、プリンターの印刷方法によっては滲んでしまうこともあります。
文字が滲んだ名刺を渡すのはあまり印象が良くないので、必ず業者に発注しましょう。
業者を通したほうが様々な材質で作成できますし、印字もきれいです。
100枚単位で発注すれば1枚単価は個人で作成するよりも安く仕上がります。
まとめ
一人社長として名刺は自分以外で営業をしてくれる大事なツールです。
材質やデザインにこだわることで相手によい印象を与えられる可能性もありますので、適当に作らずにこだわってみましょう。