一人社長はとにかく時間が少ない
一人社長で会社を運営していくうえで、作業時間というものがもっともネックになってきます。
従業員がいないために会社を運営するための作業をすべて自分で行う必要があるため、お金を稼ぐための業務に集中できないとどんどん利益は減っていきます。
一人社長はどんどん外注や有料ツールを使って作業時間の短縮を行うべきですが、その理由や何を外注すべきなのかを紹介したいと思います。
全て自分でやれば利益はすべて自分のもの
まず初めに、従業員がいないということは、会社に発生した利益はすべて自分のものとなります。
会社を運営する上で最もコストがかかるもの、それは人件費です。
従業員一人の基本給が25万円だとすれば、それに見合う仕事をしてもらわないとわりに合わないですし、もし見合わなくても給料は発生します。
ですが、すべての作業を自分一人で行うのは、作業時間をどんどん削っていくことになります。
営業をしなくてはならないのに、事務作業で忙殺されて営業をする時間が取れないなんてことになれば本末転倒です。
また、一人社長で会社を立ち上げたのなら、自身の給料はそれなりに高い金額に設定しているはずですね（場合によっては0円などもありそうですが。）
自身の給料分以上を稼がないと会社に利益は残らず、赤字が続くこととなります。
そうならないためにも、一人社長ほど、事務作業などはすべて外注に任せてしまうといいでしょう。
会社を回すために外注はどんどん利用すべし
今は様々な作業が外注化できる時代です。ちょっとした事務作業や専門知識が必要な作業、営業も外注できますし、サイトの記事作成やサイト自体の構築も外注化できます。
もちろん費用が発生しますが、その業務にかかる時間すべてを安い単価で外注できれば、自分自身の作業時間は大幅に改善されます。
特に専門知識が必要な業務については、自身の勉強時間や資格をとる必要性なども不要となるため、ただ毎月の業務時間が減るだけではないので費用対効果は非常に高いものと思われます。
外注すべきこととは
起業書類
まず会社を立ち上げる段階で、大量の書類が必要になってきます。さらに用意する書類はかなり難しい内容で、初見で完璧に作り上げるなんて難しいです。
私自身、freeeという外注を使用して起業までをサポートしてもらいました。
1か月もかからずに書類を用意してくれるので、今後会社を立ち上げる人にはぜひ活用してもらいたいです。
経理処理
始めて会社の経理作業を行うときは非常に混乱すると思われます。会社として使用したお金をどのように処理すればいいのか、調べながらでも難しい場合もあります。
処理を一度間違えたら即アウト！というわけではありませんが、後々に響いてくることもありますので、早い段階で外注化し、経費書類を渡すだけで処理してもらえるようにしておくとよいでしょう。
月額費用も数万円できますので、信頼できる税理士事務所を探してみるとよいと思います。
弁護士
会社運営と弁護士の関係は切っても切れない存在です。
大手企業ならば、その会社や業界に特化した弁護士や法律に詳しい方を社内の法務部として雇い入れることも多いですが、一人で行う上ではわざわざ雇う必要もありません。
こちらも税理士と同様、信頼できる人を探していきましょう。
営業職
今は営業職も外注することができます。
営業が増えれば顧客獲得の機会も増加しますから、費用と相談してどんどん外注化していくとよいでしょう。
自分一人で1日50件営業できるとすれば、3人になれば150件、増えれば増えるほど件数は増加しますから、一気に事業を拡大できる可能性が秘めています。
ライティング
今はウェブサイトを簡単に作れる時代になりましたが、アクセスユーザーの流入数を増やすのは難しいことです。特にGoogleの検索エンジンによって表示される順番がアクセス数に直結しますから、SEOというものを意識しなくてはいけません。
SEOには記事の更新頻度や記事数なども大幅に影響を与えますので、人海戦術で記事を量産し、一気にサイト規模を大きくしていくことが有効です。
自分一人で100記事作るのは非常に時間がかかります。それを外注化できれば自分はほかの業務に時間を使えますので、Webサイトで収益化を狙うなら外注化は非常に有効です。
注意 まずは自分で経験してみる
メインの業務以外はほとんどを外注化してしまって良いと思われますが、まずは自分でどんな作業を行うのか、実際に経験してみて全体像を把握しておくべきです。
必要な作業がわからないと、外注しても扱いきれない場合もありますし、ぼったくられる可能性もあります。
外注化しても会社の運営は自分が行っていくものですので、必ずまずは自分で経験をしておき、その作業に時間を使う必要がなくなったときに、外注化していきましょう。
まとめ
外注化することで自分自身の作業時間はどんどん作り出すことができます。
費用は掛かってきますが、お金で時間を買うということは非常に大事なことですので、会社に余裕ができてきたらどんどん外注化して、時間に余裕を作っていきましょう。
