起業する際には何かと意見が欲しい場合が多発しますが、その際に意見をくれるパートナーはとても貴重な存在です。
本記事では、起業に伴ってつかんでおくべきパートナーの条件を紹介したいともいます。
起業に伴うパートナー選びに失敗しないために
会社の経営方針は代表取締役が舵を取って決めることが基本ですが、代表でも迷うことはたくさんあります。そんな時に必要なのが冷静に意見をくれるパートナーです。
ワンマン社長なら自分の意見を推し進めて会社全体を引っ張ってくれますが、時には冷静に多角的な意見も必要となる場合もあります。
その際に相談できるパートナーがいてくれるだけで会社の経営に安定感や安心感が加わり、会社全体の士気も高まるものです。
逆に良くないパートナーと共に起業してしまえば、大事な時に意見を貰えなかったり、的外れな意見で会社を引っ掻き回したりとデメリットのほうが大きくなってしまいます。
そうならないためにも、起業を決意した際のパートナー選びは慎重に行うべきです。
一人社長でもパートナーは必要?
一人社長の場合であってもパートナーはいるに越したことはありません。
同じ会社として働かなくても、事業委託や外注先、自身の事業を運営するにあたって協力してくれる相手というのは必要不可欠です。
また、会社の運営は事業を行うだけではありません。
会社の利益を損なく運用していくために相談する税理士や、会社を法律の観点から守ってくれる弁護士など、意見をくれるパートナーはどの業種でも何人いても損ではありません。
自分の持っていない知識を与えてくれる人はとても貴重な存在であり、いざという時に相談できる相手がいるというのはメンタル的にも大事なことです。
一人社長ほど、外部に事業の相談ができるパートナーを必ず作っておく必要があります。
起業する上で必要なパートナーの条件とは
上記でも軽く触れましたが、実際に起業する上でいて欲しいパートナーの条件とは何でしょうか?
以下にあげてみたいと思います。
専門知識が豊富
社長にはない専門的な知識を持っている人をパートナーとすれば、問題があった際に様々な相談をすることができます。
上記でもあげましたが、弁護士や税理士などは最たるもので、会社の運営方針に合った対策などを提案してくれるなら最高のパートナーといえるでしょう。
また、起業するうえでその業界に精通している、人脈が広く融資相手を独自に探せるなどもあればパートナーとして絶対に手放してはいけません。
常に冷静で多角的意見を言える
事業で何かあれば、社長は責任を負ってしまうことも多いため、その時に冷静な判断ができない場合もあります。
そんな時など常に冷静に、そして多角的な意見をくれる人がパートナーになってくれれば、会社の問題解決能力は飛躍的に向上します。
その場その場の利益不利益を常に一人で判断するというのは難しいものですから、冷静なパートナーに居てもらえれば会社の経営方針で迷うシーンも減ることでしょう。
社長のイエスマンではない
自分の意見をハイハイと聴いてくれるのは気分がいいものです。
ですが、それは部下に居てくれれば十分で、パートナーとしては力不足といえます。
社長の判断も時には間違っていることはあります。
メリットデメリットを図り違えていたり、社会倫理上であまりよくない判断を出すこともあるでしょう。そんな時にきちんと意見を言ってくれるような人をパートナーとしていてもらうことも大事なことです。
会社が大きくなったり、大幅な利益を得た際に、社長も気が大きくなってしまうことも少なくありません。そして事業を拡大しようと強気に出てしまい、倒産を余儀なくされるという会社も過去にいくつもあったことでしょう。
そうならないためにも、パートナーには発言権を持たせておき、かつ間違っているものは間違っているとはっきり言ってくれる気の強さを持つ人であるべきです。
人の意見を聞くことは誰にでもできますが、間違いを指摘して正しい道筋に導いてくれる人は貴重な存在と言えるでしょう。
まとめ
起業する上でのパートナー選びは、必ず自身と対等であり、冷静に意見をくれる人を探しましょう。
自分にはない意見、冷静さなどをもたらしてくれるパートナーに巡り合えたなら、大事にして一緒に会社を大きく育てられるよう協力してもらいましょう。